BOOK: 2007年4月アーカイブ
ついに買った。
『Linuxカーネル解読室』
周りに居るハッカー達の影響から、Linuxカーネルを研究したいと思ってしまったので。
この本評判がひじょ〜に高いのですが、ちらっとめくっただけでもそれが解ります。
図解がふんだんに有って、わかりやすく書いてあるのに内容は濃い。濃ゆい。
もともとこれはUNIX USER誌とオープンソースマガジンに連載していた同名のコラムの集大成ですね。
「おいおいその辺どーなってんだよ?」って疑問に沢山答えてくれています。
素晴らしぃ。
実はもう一つ、『詳解LINUXカーネル』もオープンソースカンファレンスの時に、10%引きだったので買ってしまったんですが、この2つが並ぶと凄い圧巻。
本棚に並ぶ日が楽しみだわ♪
(今は机の横に並んでいる)

『Linuxカーネル解読室』
高橋浩和 (著), 小田逸郎 (著), 山幡為佐久 (著)
ソフトバンククリエイティブ ¥ 5,670 (税込)

『詳解-Linuxカーネル-第3版-』
Daniel P. Bovet (著), Marco Cesati (著)
オライリー・ジャパン ¥ 6,600 (税込)
本のエントリは久々なんですが、しばらくぶりに変に関心したので、紹介。
村上春樹の『神の子どもたちはみな踊る』です。
短編集なんですが、すべての短編が共通の背景を背負って書かれています。
1995年1月の神戸での大地震を発端に複数の物語が始まります。井坂幸太郎の『週末のフール』の様に物語りの関連性はないのですが、一つの背景に複数の運命があるっていう、現実社会の縮図のような書き方はなかなか面白いです。
どれも春樹らしい作品なのですが、これは春樹しか書けないだろうなってのは『かえるくん、東京を救う』というお話。
出だしがとってもらしいので引用。
片桐がアパートの部屋に戻ると、巨大な蛙が待っていた。日本の後ろ足で立ち上がった背丈は2メートル以上ある。体格もいい。身長1メートル60センチしかないやせっぽちの片桐は、その堂々とした外観に圧倒されてしまった。
「ぼくのことはかえるくんと呼んでください」と蛙はよく通る声で言った。
(中略)
片桐はまだ鞄をじっと脇に握りしめていた。これは何かのいたずらのなだろうか?誰かが着ぐるみの中に入って私をからかっているのだろうか?でも鼻歌を歌いながら急須に湯を注いでいるかえるくんの体つきや動作は、どう見ても本物の蛙 だった。
”かえるくん”が言うところには、近々東京に大地震がおこるそうです。
それも自然の物ではありません。東京地下に眠っていた”みみずくん”がおきだし地震を起こすのだそうです。
”みみずくん”を倒し、東京を救うために、片桐と”かえるくん”は東京の地下で”みみずくん”と戦う事になるのですが・・・
話の始まりから、終わりまで春樹節の炸裂した作品でした。
いつもこの手の話を読むと、これは何かのレトリックの様に感じてしまうのですが、こと春樹作品に関しては、それを追求するのは野暮な気がしますね。
















