hack my life: BOOK: 2006年11月アーカイブ

BOOK: 2006年11月アーカイブ

最近人から紹介された本がアタリ続きなので紹介。

二冊目
「重力ピエロ」

作者は伊坂 幸太郎。

なんだか気になったんです。
不思議な、不思議な雰囲気の小説。

ちょっとamazonの紹介を拝借。

半分しか血のつながりがない「私」と、弟の「春」。春は、私の母親がレイプされたときに身ごもった子である。ある日、出生前診断などの遺伝子技術を扱う私の勤め先が、何者かに放火される。町のあちこちに描かれた落書き消しを専門に請け負っている春は、現場近くに、スプレーによるグラフィティーアートが残されていることに気づく。連続放火事件と謎の落書き、レイプという憎むべき犯罪を肯定しなければ、自分が存在しない、という矛盾を抱えた春の危うさは、やがて交錯し…。

なんだか重そうな感じですけど、全編とおして軽快な語り口で書いてあります。

この弟の「春」が凄くあっけらかんとしているんです。
ルックスがすっごく綺麗で、語り口もスマートなんだけど、変な性格をしているんです。

ガンジーを尊敬しているのに、バットで人を殴っちゃったり。
論理的なのかと思いきや、感情的になったり。

すっごく不思議な感じで、読んでいる間に好きになってしまいそうなほどです。

あと、兄と弟の会話がなんだか楽しげで、一人っ子の私には、「いいなぁ」って感じちゃう位、リアリティがあるんです。話の内容は結構むちゃくちゃなんですけどね。。

ちょっとミステリーな感じですけど、
テーマの割に重苦しく無くて、凄く素敵な作品でした。

「本当に深刻なことは陽気に伝えるべきなんだよ」
っていう作中の「春」の台詞がなんだか響いた一冊です。

しばらく伊坂 幸太郎にはまってしまいそう。

重力ピエロ
『重力ピエロ 』
伊坂 幸太郎 著
新潮社 ¥ 660

最近人から紹介された本がアタリ続きなので紹介。

一冊目
「社会人として大切なことはみんなディズニーランドで教わった」

ディズニーランドのキャストを見て思うのは、キャストたち自身が本当にディズニーランドが大好きであると言うこと。

なぜそういった風土ができるのか?
そんな事が解る本です。

私自身、数年前は渋谷の飲食店で、サービスを提供する仕事をしていました。
今はどうか知らないけど、当時はすっごくレベル高くて、その職場で覚えた事は未だに覚えているし、今仕事をする上での礎になっているんです。

その職場で、私を育ててくれた上司から教わった事や、叱られた事、アドバイスされた事と同じような事がこの本の中で紹介されているんです。

確かに、この本の中で厳しく言われているんですけど、そこには本当にその人を思っている発言があるんですね。

『「怒る」のではなく「叱る」』

この本の章の中にあるんですけど、ビックリしてしまいました。

私がアルバイトしているときに、お店を引っ張っていく立場になったとき、お店の風土を変えるためにアレコレ努力して、イライラして、行き詰まって・・・毎日夢にまで見るほど悩んだ時期があったんです。

そんな時、尊敬している上司が、と言ってもすでに別の店舗の店長に昇格されていて、直接の上司では無かったんですけど、わざわざ仕事終わりの朝7時頃に話しを聞いてくれて、アドバイスしてくれたのがこの『「怒る」のではなく「叱る」』という言葉。

本当につらい時期だったんで、未だに鮮明に覚えています。

「怒る」ってのは自分自身の感情なんですよね。相手を思いやっているわけではない。ストレスの発散です。
それに対して「叱る」ってのは、相手の事を第一に考えていないと出来ないんですね。

読めば読むほど、私が当時感じていた事と同じ事が本の中で展開されているんです。
とっても読みやすいのも相まって30分ぐらいで読み切ってしまい、オマケに感慨にふけってしまいました。

ただ単に仕事として働くのではなく、
楽しんで、やりがいを感じながら働くと言うことが、どれだけ幸せであるのか。

社会に出て働く人ならみんなに読んで貰いたい本です。
そして同じ感動を味わって欲しい本ですね。

社会人として大切なことはみんなディズニーランドで教わった
『社会人として大切なことはみんなディズニーランドで教わった』
香取 貴信  著
こう書房 ¥ 1,260

ちなみに『熱い気持ち編』なんてのも有ります。

会人として大切なことはみんなディズニーランドで教わった〈2〉熱い気持ち編
『会人として大切なことはみんなディズニーランドで教わった〈2〉熱い気持ち編』
香取 貴信  著
こう書房 ¥ 1,260

久々に読んでいて圧倒された本。

森 博嗣の『スカイ・クロラ』シリーズ。

飛行機乗りのお話です。
と言っても、フィクションで「キルドレ」っていう、大人に成りきれない子供の心を持つヒトが兵器として飛行機に乗っている。

彼らは、飛ぶことでしか自分の存在意義を見出せない。
飛んでいる時は、たとえそれが戦闘であろうとも、純粋に楽しんでいるんです。
自分が死ぬことなんて気にも留めていない。

むしろ死んで行く仲間を羨ましくさえ思っている。

そんな、「キルドレ」達の心の葛藤が描かれていて、特に主人公の・・・なんていうのかな?心の満たされなさと、一時の幸福みたいなものに共感してしまうんですよね。

初めて手に取ったときは、思いっきりジャケ買い&アオリの

 
僕はまだ子供で、
ときどき、
右手が誰かを殺す。
その代わり、
誰かの右手が、
僕を殺してくれるだろう。
 

ってフレーズがピンと来て読んだんですが、大当たりでした。

ちなみに、あっとされたフレーズってのは、全部で4冊ある最終刊のフラッタ・リンツ・ライフの1フレーズ。

 
僕は、ここを知っている。
ここにこられた事を、誇りに思って。
ここにいるすべてを敬い。
ここにいるすべてを愛し。
また、きっと、いつか、
ここへ戻ってくることを誓って。
掠め、切り、掴み、放ち。
返し、戻し、仰ぎ、潜り。
突き、抜き、振り、噛み。
撃ち、捻り、抉り、倒し。
舞え。
散れ。
砕け。
 

・・・震えが来たよ。
司馬遼太郎の時みたいに。
でもちょっと感じが違う。

スカイクロラ
『スカイ・クロラ―The Sky Crawler』
森 博嗣  著
中央公論新社 ¥ 1,995 (税込)

ナバ・テ・ア
『ナバ・テ・ア―None But Air』
森 博嗣  著
中央公論新社 ¥ 1,890 (税込)

ダウン・ツ・ヘヴン
『ダウン・ツ・ヘヴン―Down to Heaven』
森 博嗣  著
中央公論新社 ¥ 1,890 (税込)

フラッタ・リンツ・ライフ
『フラッタ・リンツ・ライフ―Flutter into Life』
森 博嗣  著
中央公論新社 ¥ 1,890 (税込)

今年夏ぐらいに買った本ですけど、あげ忘れていたので。今更ながら。

コレは写真集なんですけど、日本の地下施設の写真ばっかり載っているのですね。
どれもコレも幻想的で、ホントにこんな世界が広がっているのか!?って感じです。

ちょっとお高いんですけど、それだけの価値はありましたよ。
ちなみに上の写真は首都圏外郭放水路。
2000年7月7日に行われたキャンドルアートの風景。素敵・・・

JAPAN UNDERGROUND
『JAPAN UNDERGROUND』
内山 英明  著
アスペクト ¥ 5,040 (税込)

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