カテゴリ: 気になるフレーズ

いつも読んでいる本を忘れて家を飛び出したので、雑誌「プレジデント」を買って読みながら通勤。 最近毎号買ってるんですけど、 今号の対談記事は、 京セラ名誉会長 稲盛和夫氏とSBIホールディングスCEOの北尾吉孝氏の対談。 仕事に対する姿勢とか、考え方とかとっても為になる所だらけなんですけど、圧巻なのは次の発言
最近は、企業は株主のものという考えで、ROEをうるさく言う方がいます。しかし、自社株を買って自己資本比率を下げれば財務基盤は脆弱になります。これは、ROE偏重に見られるような、アメリカ資本主義の限界なのでしょう。昨今の買収騒ぎなどを見ていますと、このままでは資本主義そのものに大きな曲がり角がくるという気がします。資本主義が最終章に入ったのではないかとさえ思います。
近頃、企業の存在意義やミッションといったものが希薄になって、一部はマネーゲームと化している気がします。ちょっと複雑な思いですね。 個人的面白かったのは稲盛氏の次の解釈
徳の欠如は、今の中国が顕著ですね。商才という点では中国の方はものすごいと思います。ところが、徳のかけた人が非常に多いものですから、贈収賄など不正が非常に多い。そういう国民性だからこそ、孔子や孟子が出て人間の道を説いたんだなと思い当たりました。
この一文はまったくの盲点でした。ナルホド、そういう解釈もあるのかと非常に関心してしまいましたね。
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本を読んでいて、なんとなく引っかかったフレーズを書いて見ようかと思います。 プラトンの「饗宴」に出てくるアリストパネスの話だそうです。 「だそうです。」っていうのは僕はこの「饗宴」を直接読んだわけではなく、 別の本で紹介されいて、それを読んだんです。
大昔の神話世界は男と女ではなく男男と男女と女女の三種類の人間によって成立していた。それでみんな満足して、こともなく暮らしていた。ところが神様が刃物を使って全員を半分に割ってしまった。綺麗に真っ二つに。その結果、世の中は男と女だけになり、人々はあるべき残りの半身を求めて、右往左往しながら人生を送るようになった。
こういう解釈はなんだか、ステキですね。 とくに注意すべき点は、男男と女女の存在でしょうか(ナルホド!)。 ところで、男女は未だにみかけますよね?
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