ちょっと前にGoogleの記事を読んでいて、やっぱりGoogleはすごい。 って思ったんです。 原因は梅田望夫さんの『「ビスタ」を無意味にするグーグル「二つ目の顔」』というエントリ。
一つ目の顔は「世界中の情報を整理し尽くす」というビジョンを体現する検索エンジンの会社、ネット産業の覇者で超高収益企業という顔である。ただ私が「一つ目の顔」に関連していま強調しておきたいのは、グーグルという会社が、それだけの巨大企業になってもなお、相変わらず変なことをし続けているということだ。
あれだけの大企業でありながら、内部では、ハッカー魂を持ったギーク達がぞろぞろいて、その集合体としてのGoogleという印象を未だに持ち続けているのは、驚異的の一言。大企業にありがちな風通しの悪さがないとか、そんなレベルではなくて、Googleに集まった、ハッカー達の意思そのものが一企業になっている気がする。 少年少女達が思い描くようなサービスを次から次へと打ち出している。かといって、質は非常に高いし、あれだけWebで話題を呼べば、サーバーにかかる負荷も想像を絶するだろうし、当然其れを支えるだけの運用体制とハードウェアを維持管理出来ている。コレって並大抵の事じゃ出来ないと思う。 新しいサービスを連発する内部では、非常に緻密で非常に安定した管理運用体制と、新しいプロジェクトを効率良く立ち上げるGoogle独自のシステムがさも当然の用に行われている証拠。 「世界中の情報を整理し尽くす」という、果てることの無いビジョンを全社員が等しく持ち続けている、企業と言うより、ある種宗教的な熱狂を感じる。
さてグーグルの二つ目の顔とは、コンピュータ産業の構造を「あるべき姿」に作り直すという意志を持った企業だということである。よく私たちはインターネットを図示するとき雲のような絵を描くが、クラウドとはネットの「あちら側」のことである。「こちら側」のパソコンに情報やアプリケーションを持たずとも「あちら側」からすべて提供されるようになるのが「コンピュータ・サイエンスの進化のあるべき姿」とグーグルは信ずるのだ。
まさにコレがWeb2.0の本質であって、「世界中の情報を整理し尽くす」のは、まさにこの為にある訳なのだなぁ。 買ってきて電源を入れたばかりのPCでも、Webにさえつなげば、世界のすべてと(あえて情報とはいわない)繋がれる。 これはただ単に便利という枠をとっくに踏み越えていて、一見関連の無いものどおしを組み合わせて新たな価値を生み出したり、世界中から利用されることで、玉石混交な情報を自然淘汰し、真に価値ある世界が築かれていくかもしれない。 それは、Googleだけでなく、世界中のありとあらゆる才能がそこで主役となってゆく。 その為の土台を作るのがGoogleな訳だ。「全知全能な神」という未来の評価もあながち笑い事ではない。 やろうとしている事も凄いが、其れを支えるシステム(PCの話ではなくて)が激しく気になっている今日この頃です。