怪物を狩るものは、その課程において自らが怪物にならぬように意識せねばならない。深淵を覗き込む時、深淵もまた此方を覗き込んでいるのだ。
たしかそう言ったのはニーチェだ。 今日ふとこの言葉を思い出して、いささか憮然とした気持ちになった。 いつもと同じ毎日を過ごしていて、それはそれで貴重な事かもしれないけれど、時折自分が何者であるのか思い出していないと、足下ががらがらと崩れてしまう気がする。 だから、常に足下に広がる世界を意識しているのだけれど、時折無性に解らなくなる。 そんな時、決まって思うのは、自分はこの世界の何処にも存在していないんじゃないか?って事。 それが怖いからこそ、自分らしさを確認して、自分の存在を認識して、妙に安心したりするんだけれど・・。 でも、 自分が自分であるアイデンティティみたいなモノがはっきりと認識出来ない時はどうすれば良いのでしょう? なんてふと思った。