立川から通勤快速東京行きで通勤中のできごと。
いつものように、進行方向右側の扉のスグ横に陣取って本を読んでいました。
今日は電車が遅れていたせいもあって、
ちょっと混んでいたので、座席側を向いて本に夢中になっていたのですが、
立川を出て国分寺に付く頃に、後ろで扉を殴っているような音がします。
イカツい兄ちゃんが暴れてるのかと思って、恐る恐る振り返ると、
大学生くらいの男の子が必死に扉に挟まった鞄を引っ張ってます。
どうやら、鞄が扉に挟まって降りたいのに降りれないので、必死に鞄を引っ張っていた様子。
それもそのはず、中央線を使っていない人は解らないと思うけど、
普段の特別快速は
立川 → 国分寺 → 三鷹 → 中野 → 新宿ととまります。
しかし、今は通勤時間。恐ろしいことに国分寺をでると、三鷹、中野を含め9駅を飛ばして、次は新宿に止まります。時間にして25分ほどノンストップ。
そりゃむきになります。
慌てて、手伝いに入ったのですが、押してもひいてもビクともしません。
「これは新宿までいくしかないね・・」
哀れと思いつつもまさか非常用のボタンを押すわけにもゆかず、
冷静に宣告するしかありませんでした。
哀れではあるけど、自業自得といえば、そうだから。
結局降りるのを諦め、メールを打ち始めた男の子。
私はまた、座席側を向いて読書に夢中になっていました。
やがて、男の子が待ち焦がれていたであろう、新宿が近づいてきたころに、
不意に私の記憶の中のとんでもない事実に行き当たりました。
この事実を伝えない訳には行きません。それが彼にとって惨い真実だとしても。
振り返って男の子にむかって、
「この電車、新宿で開く扉も反対側だ・・・」
その時、その場にいた誰が彼を笑えたでしょうか?
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