こんなにワクワクする本に出会ったのはいつぶりだろう?

X2 + Y2 = Z2

この数式を覚えている方は多いと思います。「直角三角形の斜辺の二乗は、他の二辺の二乗の和に等しい」
−ピタゴラスの定理ですね。

では三乗したらどうなるでしょう?
これを満たす自然数はありません。つまり・・

3以上の自然数nに対して
Xn + Yn = Zn
を満たすような自然数X、Y、Zは存在しない。

17世紀にこの定理を発見したのが、ピエール・ド・フェルマーです。
古代ギリシャの数学者ディオファントスが著した「数論」の余白にこの定理を書き加えましたが、同時にこんな一言をのこしました。

私はこの命題の真に驚くべき証明をもっているが、
余白が狭すぎるのでここに記すことは出来ない。

この一言の為に、後世の数学者達は躍起になって証明しようとします。
フェルマーは48に及ぶ書き込みを残しましたが、この定理だけは誰も証明できませんでした。
いつしかこの命題はこう呼ばれるようになりました。
「フェルマーの最終定理」と−。

1995年にアンドリュー・ワイルズの手によって証明されるまで、なんと360年もの間、数学者たちをして、さまざまな喜劇と悲劇を演じさせる事となりました。

この本はそんな数学者達のお話を一冊にしたものです。

私は文系なので数学はそれほど詳しくはないんですが、非常に解りやすく書かれており、ぜんぜん苦になりません。それどころか、鳥肌が立つほどスリリングです。
実はまだ読んでる最中なんですが、あまりに面白いので書いてしまいました。

数値はちょっと・・という方にもオススメしますよ。

『フェルマーの最終定理』
ピュタゴラスに始まり、ワイルズが証明するまで

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